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HOUSE IN IMAZURU / 2020 / Oita , JAPAN
名 称: 今津留の家
所在地: 大分県
期 間: 2020年
主要用途: 共同住宅(分譲)
面 積: 78.4 sqm
構 造: 鉄骨鉄筋コンクリート造10階建
タイプ: リノベーション
施 工: 太平寺工務店
川沿いに建つ築古マンションの5階で手掛けた住戸改修プロジェクトです。内装を解体してあらわれた既存躯体を再解釈し、単なる間仕切り操作に終始しない空間分節や外部風景への接続を目指しました。眺めの良い部屋の中心にキッチンを置くと排水ルートのために床を30cm近く高くしなければなりませんでした。でもこの与件をポジティブに捉え思い切って部屋全体の床を舞台のように上げてみたところ、コンクリートの大きな梁が近づき壁のように部屋を仕切る存在に変化しました。また人の視点が高くなる分、見えなかった川の水面風景が眼下に広がり、座ると遠くの山々や空を望める変化が生まれました。プランは回遊式にした事でこどもがぐるぐる走り回って遊びます。そんなときでも厚い床が下階へ伝わる音を和らげます。この家では少々分厚い床をインストールすることで生活を包む様々なレベルの距離感を調整することができたのではないかと思います。
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